すのうくじら貳

思ったことや、読書感想などを書いていきたいと思います。なろうにて小説も書いてます。

魔法科高校の劣等生7 横浜騒乱編(下)

 

魔法科高校の劣等生(7) 横浜騒乱編<下> (電撃文庫) 魔法科高校の劣等生(7) 横浜騒乱編<下> (電撃文庫)
(2012/09/07)
佐島 勤

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以下感想

全巻の煩悩的ラノベ的展開が嘘みたいです。 今までの話は、日常の中のちょっとした非日常だったというのに、 今回はがっつりと秩序のない戦闘領域、ほぼ戦争のような様相。 十師族である真由美や克人の目の前で風間は、達也を特尉と呼び、つまりは 特尉士官として達也も前線で出るように通達される。 割と早い段階で達也の正体の一部がばれることになった。 緊急時だけど、今回の魅せ場はやはり、学生魔法師達の レオの修行の成果、全力のエリカ、将輝、克人、マリ、 補助的役割だけどほのかの意外な才能、市原先輩の秘匿魔法 あずさの梓弓、雫のフォノンレーザー、さやか、桐原、服部、沢木、 各々の全開魔法が見れたりするけれど。 やはりガチギレの本気の深雪の魔法と 国防陸軍第一○一旅団独立魔装大隊の本領と (主に戦ってたのは達也と柳だけど) フルスペックの達也。 それによっていろいろと機能的謎は解けた。 まずは雲散霧消、これは幾度となく使用してる分解魔法。 そして精霊眼、これもよく使ってる知覚魔法というか情報の読み取りかな。 再成、エイドスの上書きにより事象をなかったことにする。 そしてライフル型の専用CAD「サード・アイ」を使用してのマテリアルバースト。 質量爆散。 そして達也のCAD 左手に持つCADは再成の為のCAD 右手に持つCADは分解の為のCAD 厳重封印されたライフル型CADは質量爆散の為のCAD。 サードアイがなくてもマテリアルバーストは使えるんだろうけど、あれだけの爆発を引き起こす魔法は 長距離でないと巻き込まれるんだろうな。 九校戦編にて風間少佐の一条とは格が違うという発言の真意を早くも実践という形で見せることなった。 司馬兄弟としても魔法世界(?)にとっても魔法科高校の劣等生としても転換点ぽい巻だった。 終始バトル・バトル・バトルで読んでて楽しかった巻。 悲痛な深雪は泣きそうになった。 どうでもいいけどう噂として真由美は 国防陸軍第一○一旅団独立魔装大隊の事を知っていて 特尉士官としての達也と唯一の分解魔法目撃者としては今後本格的に 四葉としての達也もばれて行きそうだな。 個人的にはほのか×達也よりも真由美×達也を期待する。 女性キャラではマリみたいなキャラが好きだったり。 あと、服部は森崎と違って強く不器用ですれ違い?な気がするしもっと活躍してほしかった。 服部の今後にも期待しつつ次の巻を読もう。