すのうくじら貳

思ったことや、読書感想などを書いていきたいと思います。なろうにて小説も書いてます。

魔法科高校の劣等生12 ダブルセブン編

 

魔法科高校の劣等生 (12) ダブルセブン編 (電撃文庫) 魔法科高校の劣等生 (12) ダブルセブン編 (電撃文庫)
(2013/10/10)
佐島 勤

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今回のストーリーはどちらかといえばなんともあっさりしていた。 新年度開始の巻でもあるから、入学式やら新設学科説明やらとあったけれど。 今までが大きな背景大きな事件というのが多かっただけに あれ?こんだけ?という感が否めなかった。 根は深そうだけど。 七草のルーツに対する謎とか、同じく七を冠する七宝との確執。 七宝の一方的な嫉妬ではあるけど。 表は至って平和な学生同士のトラブル。 とは言うものの、入学式で七草真由美と再開し、二人の妹からナンパ男扱いされたり 七宝一方的な敵愾心を向けられたり。 終始ラノベらしさがあった。 一年前の達也たち一科生と二科生のトラブルを彷彿とさせるトラブルだったけど。 森崎と達也、服部と達也と七草姉妹と七宝、達也と七宝。 その裏で黒幕の周が魔法師排斥運動を扇動を画策。 女優は周との契約を破り七草と密約 七草当主は、魔法師排斥運動に託けて四葉の弱体を目論む。 周は日本の魔法師を弱体化させたいらしい。 その他諸々、裏では割と騒がしいという。 ただ大きく動かないからなんとも 嵐の前の静けさ的な様相だった今回の話。 連続の模擬戦が今回の主な動きだったし。 七草姉妹VS七宝 十三束VS七宝 十三束VS達也 模擬戦しすぎだろうという。 まぁ裏はともかくとして表はそんな感じに楽しかった今回の巻。 ブランシュとか横浜とな無頭竜とかからすれば戦局的にたいした動きがなかったせいで 淡々と動いていた感、読みやすくて結構だけど。 でもなんか物足りない・・・。 まぁ今回の巻は新入生が上級生の魔法技術を見て弱さを知る巻だからいいのか。