すのうくじら貳

思ったことや、読書感想などを書いていきたいと思います。なろうにて小説も書いてます。

魔法科高校の劣等生3 九校戦編(上)

 

魔法科高校の劣等生〈3〉九校戦編(上) (電撃文庫) 魔法科高校の劣等生〈3〉九校戦編(上) (電撃文庫)
(2011/11/10)
佐島 勤

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以下感想という名の独白

九校戦編というサブタイトルがついている通りに今回の話はかなりの分量で競技の説明やそのルール部分に大きく割かれているのでそれなりに頭を使う内容でした。 SF物の例に漏れず想像力は必要かなと思う反面物理法則で説明が基本的につくので純SF物と比べると理解はし易かったですが、あとがきにて作者が言っている通りにルールは基本的に単純明瞭だった、ルールよりも下手をすれば競技名のが複雑だったきがする、漢字表記にしてルビで横文字使ってくれれば理解しやすいのにと思ったり。 そういえば九校戦の内容はほとんどで読み終わる頃には忘れかけていたけれど達也がトーラス・シルバーのシルバーであることや、達也と深雪そして二人の父と四葉の確執や達也が特尉という階級の非正規士官であることやら達也の非正規軍人としての偽名やら、エリカと渡辺委員長は相も変わらずの仲の悪さや、達也は一科の雫とほのかとは仲良く打ち解けたらしいということや、生徒会長七草真由美はかなり鋭いらしいことと達也は簡単な外科手術程度はできるということや、真由美のサブエンジニアとしてだけで達也のCADの技術の高さを垣間見せるといういろいろと詰まっていた。 どれも後の複線に成りえる内容なものばかりだったけれど。 まぁアニメを先に見てしまっているのでどれが伏線になるかという事は既に知っているんだけど。 アニメでは細かく描写されていなかったけど後々真由美や克人辺りには達也に関してばれそうだなとか思ってみたり。 敵味方は別にして。 一番は達也の魔法。 雲散霧消とマテリアルバーストという軍の禁止指定の魔法で衆目では使えない魔法。 フラッシュキャストという四葉の技術により同じく使う事が制限された魔法。 板挟みにより強力な魔法の殆どを制限されている達也。 一巻から既に分かっていたことだけどこの小説、主人公が超人。 主人公だけでなく周りを取り巻くほとんどのキャラが万能。 話が進むにつれておそらく隠し通せなくなり更に強さが倍増されるであろう 達也とその他大勢の今後が楽しみだね。

殆ど内容のこと書いてない気がするけどいいや。 というかアニメは尺的問題もあるんだろうけど、大事なセリフとかを部分的に省略しすぎだろって思う。 アニメに関することになってしまうけど19話で達也の論文のテーマを通称りんちゃん市原先輩が 同じテーマだからという理由で達也を指名しているけれどアニメは入学編では達也が紗耶香に対しての そのセリフかカットされているから市原先輩が知る状況はなかったのだけど。 細かい事をいうともっといろいろとカットされているけど上下巻わかれているほどの分量だからある程度は 仕方ない事だけど伏線的な部分までカットするのはどうだろうと、原作ファンからすれば思ってしまう。 アニメは流れ作業で見れることと複雑なSF的描写を視覚的に捉えることがメリットだと思ってるので どうでもいいんだけどね。 事細かく心情と状況を理解するには小説ほど適したものはないしね。 ということでアニメの方の感想まで書き出すと基本的に不満になるのでここいらで打ち切り。