すのうくじら貳

思ったことや、読書感想などを書いていきたいと思います。なろうにて小説も書いてます。

魔法科高校の劣等生4 九校戦編(下)

 

魔法科高校の劣等生〈4〉九校戦編(下) (電撃文庫) 魔法科高校の劣等生〈4〉九校戦編(下) (電撃文庫)
(2011/12/10)
佐島 勤

商品詳細を見る

以下感想

九校戦のルールを理解したところでアニメとは違って あまり試合を端折ることなく進んでいく訳だけど。 アニメを先に見た側からすれば、ピラーズ・ブレイクの三者の上位独占からの英美の決勝辞退は深雪達を気遣って或いは仲間意識からだと思っていたんだけども、試合に眠れずにからの体調不良と達也からのドクターストップという経緯があってのものだとは。 九校編では達也の戦闘技術よりもシルバーとしての超人的なメンテナンス技術やらが表に出るけども達也が本戦に出場するところのアニメで描写されていない部分でいえば、吉田家の秘術(?)の精霊魔法をCADを介せば問題ない公衆の場でも使ってもいいという反八つ当たり的言動や、自身のCADを十分でミキとレオ用CADを各一時間(それも一から)というとんでもない離れ業の披露というのもシルバーとしての司馬達也がずば抜けているというのが見れる一幕。(例のようにアニメではカット) あとはブルームとウィードの裏事情、ここはアニメでは全カットだったけれど、 元は政府が先走った結果、年度途中の生徒確保により、教員確保が間に合わず、進学見合わせが二科生であり更にそこに追い打ちをかけるかのように二科の制服の胸の刺繍の学校側の発注ミスにより二科の生徒は胸の刺繍なしという状態で入学する。そして二科の生徒は予備としての誤った認識をされる、政府は結果的に教員の確保ができず、誤った認識である二科は予備である事を正当化すかのように胸の刺繍の失敗も元々そうであるかのようにそのままという背景があるらしい、つまりは失敗の積み重ね。 それを生徒側はほぼ知らないという勘違いが正されることなくずるずるとひきづってる結果が森崎のような勘違いを生んでいるらしい。、 中条先輩、通称あーちゃんの司馬達也=トーラスシルバーという認識はアニメでは認識している共に半信半疑みたいに見えんだけど小説ではほぼ確信していたね、直接的な明言はしてなかったけれど。 まぁその核心も達也がミキの術式の正確性のあまりよろしくない自動翻訳を訂正過程をサブエンジニアとして見てほぼ革新したといえる、(あーちゃんでは手がつけられない) 十師族という家も本来は家々で牽制し魔法の暴走を食い止める役割がある、だからこそ四葉だけが強くなることは、よくない、それは司馬深雪が四葉深雪になることで四葉だけが力を持つという図式になることという長老の言葉もなかったなー。 最後は余談として、十文字会頭の七草会長を結婚にどうだ?という話には少しだけ続きがあり、 司馬は歳を気にする方なのか?妹の方はどうだ?という会頭の天然でお茶目な部分も見れたりする。 小説自体はなろう時代から変わらずの超人の中いてそれでいても反則級につえーなんだけども。 情けない系主人公があまり好きではない人間としてはかなりツボなんだけど。 アニメは伏線を無視して結果だけ示すみたいな構成になっていることがなんとも言えない。 やはり尺的な部分もあるだろうけど、伏線をカットして横道なセリフを話させるというのはどうかと。 小説だけでいいかなーと思いつつ、アニメで無視しまくったものを計算の答え合わせをするように小説を読むという 新しい楽しみ方を見つけ出しているのでそういう方向でアニメを楽しむとしようかな。